目次
上級 ウェブ解析士には事前課題と中間課題があります
上級ウェブ解析士は、手を動かす講座です。
「手を動かす」ことは実践で役に立つためであり、そして自宅で行います。
手を動かす課題には事前課題と中間課題があります。
これらの課題は上級ウェブ解析士の合格基準となっています。
上級ウェブ解析士のDay1準備のための事前課題
上級ウェブ解析士のDay1はウェブ解析士の設計を学びます。
設計とは戦略設計です。
戦略設計を学ぶための事前課題は2つ
在り方を明確にするコンセプトワーク
「コンセプトワークは企業の在り方を明確にするもの」
2016年まで、この課題は、一般的なフレームワークでした。
戦略フレームワーク(3C,5F、SWOT)、マーケティングフレームワーク(4P)
それぞれの視点からススメていくのですが、
これらフレームワークはつくられた時代背景が違い、現場ではあまり混在して使うことはありません。
「体験させていみる」というスタンスではいいのですが、これを全て提案してしまうと
Webコンサルタントの姿勢として疑問を持たれます
(疑問をもたれてそこから脱するのもよいWebコンサルタントになるための過程ではありますが)
コンセプトワークは一般的なフレームワークとは違い、一部のコンサルティング会社が実行しているフレームワークです。
ハマ企画ではコンセプトワークを2015年より業としています。
コンセプトワークをすすめる時に注意している点は、相手に対して傾聴に徹し、
「なぜですか?」と問い続けることでコンセプトを明確にすること。
コンセプトはコンサルタントが提案したり、講師がつくることではありません
導くことです。
「コンセプト」ありきで環境分析をすすめていきます。
そして コンセプト≒ミッション≒マーケティング でなければなりません
企業の在り方顧客視点描くコンセプトダイアグラム
清水誠氏のオリジナルフレームワークです。
これににたフレームワークにはカスタマージャーニーマップというものがあります。
カスタマージャーニーマップは、予めペルソナで指定されたユーザの接点を可視化した地図ですがコンセプトダイアグラムは、企業理念をゴールとしてあらゆるユーザがステップをへて進む羅針盤のようなものです。
ステップはユーザー視点でありながらそのステップの先にあるものは企業の在り方です。
この在り方がコンセプトワークと通ずることです。
事前課題を発表する時にそれらのドキュメントが乖離していると、それは上辺だけの言葉をいれただけ、穴埋めであり、戦略にはなりません。
さて、コンセプトダイアグラム、設計で一番苦労するのが2軸です。
ユーザーの気持ち(Emotion)をどのようにするのか、その2つの気持ちを高めた先には企業の在り方があります。
つまり、企業の在り方を2つの要素(視点)で分けることができれば、2軸になります。
例)
コンセプト「食を通じての幸せを伝えるレストラン」
2軸「人と分かり合える」「おいしい食を提供する」になります。
よくあるのが「食の知識」と「食の理解」です、これではコンセプトの要素にはなりません。
2軸とコンセプトが決まれば、7ステップをつくって行きます。
ステップで気をつけるのは、作業工程はカスタマーフローにならないことです。
ユーザーがコンセプトに向けて「わきでる気持ち」をステップ化します、2軸にぶれながらも
ウェブ解析士を実行するための中間課題
上級ウェブ解析士Day1の講座で事前課題のワークを行いながウェブ解析士の戦略設計に対して理解を深めます。
そして上級ウェブ解析士Day2で戦術…。
その前に戦略を具体的数値へと置き換えます。
その置き換えが中間課題の主となるウェブマーケティング計画書です。
2016年まではウェブ解析士協会が用意をした表計算(Googleスプレッドシート)のシートを穴埋めするものでしたが、
2017年より、計画書を自作します。
この計画書は事業計画書と同じく入りと出をつくりその差からます。
事業計画で入りは収入、出は支出 その差は価値(損益)となります。
コンセプトワークで定めた目標設定を具体化します。
目標設定するために必要な要素(科目やディメンション)は
例)
- セッション
- 直帰率
- 回遊離脱率
- フォーム離脱率
- Step1−7までの指標
- コンバージョン数
- 単価(平均単価)
- 売上
前期を記し、目標達成のための次の期の計画をたてます。
上級ウェブ解析士Day1で制作した戦略設計の実現に向けた計画書です。
課題は一気通貫していないと意味がない
上級ウェブ解析士の事前課題と中間課題はすべて「一気通貫」している必要があります。
「宿題」「課題」感覚で穴埋めする受講生さんが沢山いらっしゃいます。
そもそもの課題の在り方を理解していないウェブ解析士マスターさんも若干いらっしゃいます。
「資格試験だから合格すればいい」その感覚ですすめてしまうと、この課題は苦痛になります
この課題の在り方を理解し、事前課題と中間課題が一気通貫し整合性がとれたとき、達成感を味わうことができます。
各課題には採点基準は存在していますが、本当に非通用なのが整合性がとれ、企業としてお客さまの価値提供を
戦略としてたてられる力をつけること。
実践に役立つウェブ解析士の第一歩です。
補足:世の中は自動化やAIがすすみます、しかし戦略設計はひとの手から離れない自動化できない部分です。
経済活動が企業と顧客、またかかわる関係者の中で行われる続けるのならば、この部分はなくなりません。
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